コーションプレートとは 車用語集
コーションプレート
コーションプレートとは、さまざまな車の情報が記載されている金属のプレートのことです。
通常車のエンジンルーム内に装着されています。
コーションプレートには、車台番号、通称型式、ボディのカラー番号、内装色のコードなどが記載されています。
コーションプレートとは
コーションプレート(Caution Plate)とは、車体番号や型式、車体色などが記された5cm×10cmほどの金属板です。車両の「身分証明書」のような役割を果たしており、その車両に関する重要な情報が刻印されています。
主にエンジンルームのバルクヘッド(エンジンルームと室内を仕切る壁)やBピラー(運転席・助手席のドアを開けた内側)に、リベットや溶接で取り付けられています。簡単には外せない構造になっているため、車両の同一性を証明する重要な役割を担っています。
コーションプレートに記載されている情報
コーションプレートには以下のような情報が記載されています(トヨタ車の例)。
- PLANT(製造工場):どこの工場で生産された車両かを示します
- ENGINE(エンジン型式):搭載されているエンジンの型式と排気量が記載されます
- FRAME No.(車体番号):その車両固有の識別番号です。同じ番号の車は存在しません
- COLOR(外装色):工場で塗装されたボディカラーの番号です
- TRIM(内装色):内装の色コードです
- TRANS./AXLE:トランスミッションとデファレンシャルの種類を示します
コーションプレートの取り付け位置
コーションプレートの取り付け位置はメーカーや車種、年式によって異なります。一般的な場所は以下の通りです。
- エンジンルーム内(バルクヘッド、ストラットタワー周辺など)
- 運転席側センターピラー(Bピラー)
- 助手席側フロントピラー(Aピラー)
- 運転席または助手席のドアを開けた内側
最近の車種では、エンジンルームではなくドアを開けた内側に貼られているものも増えています。
中古車購入時のコーションプレートの確認
中古車を購入する際、コーションプレートは非常に重要な確認ポイントとなります。
1. 車検証との照合
コーションプレートに記載された車体番号が、車検証の車台番号と一致しているか確認します。一致していない場合は、盗難車や不正改造車の可能性があります。
2. 再塗装の有無の確認
COLORの番号とボディカラーが異なる場合、その車は再塗装されています。事故修理や色替えの履歴がある可能性があるため、理由を確認しましょう。
3. プレートの状態確認
コーションプレートが不自然に新しい、リベットが打ち直された形跡がある、プレート自体が交換されている場合は、走行距離改ざんや盗難車の可能性があります。
車台番号(フレームナンバー)の重要性
車台番号は、国土交通大臣が車両ごとに与える固有の識別番号で、道路運送車両法により車両への打刻が義務付けられています。マイナンバーのように車を1台ずつ特定するためのもので、以下の役割があります。
- 盗難車両の特定・追跡
- 不正輸出入の防止
- リコール対象車の特定
- 中古車の履歴確認
国産車の車台番号は「AP1-1234567」のような形式ですが、輸入車は17桁の番号(VINコード)で表記されます。
カラー番号の活用
コーションプレートに記載されているカラー番号は、タッチアップペイントや補修塗料を購入する際に必要な情報です。ボディの傷を自分で修復する場合、このカラー番号と同じ塗料を使用することで、純正色と同じ色を再現できます。
カー用品店やディーラーで補修塗料を注文する際は、コーションプレートのカラー番号を伝えましょう。
コーションプレートの再発行
コーションプレートが紛失・破損した場合、ディーラーや整備工場で再発行が可能です。ただし、車検証などの書類で車両の同一性を証明する必要があり、費用と時間がかかります。