記録簿とは 車用語集
記録簿
記録簿とは「整備点検記録簿」の略です。
その車の整備や点検の履歴が記入してある冊子のことで、この記録簿を確認することで過去にその車がどのような点検を行ってきたかがわかります。
ただこの記録簿があっても、点検の記入がほとんどない車もありますので、内容を確認するようにしましょう。

整備点検記録簿とは
整備点検記録簿(定期点検整備記録簿)とは、12ヶ月点検や24ヶ月点検などの法定点検や車検整備の結果を記録した書類です。点検項目ごとの判定結果や、交換した部品、整備を行った工場名や整備士名などが記載されています。
この記録簿は、いわば車の「健康診断書」であり「カルテ」のようなもの。中古車を購入する際には、記録簿の有無と内容を確認することが非常に重要です。
記録簿でわかること
- 定期点検の実施履歴:法定点検がきちんと行われてきたかがわかります
- 部品交換の履歴:タイミングベルト、ブレーキパッド、バッテリーなど消耗品の交換時期がわかります
- 走行距離の推移:点検時の走行距離が記録されているため、距離の増加が自然かどうか確認できます
- 整備工場の情報:ディーラーや認証工場で整備されてきたかがわかります
- 不自然な修理歴:通常では起こりえない箇所の修理記録から、事故車や水没車を見分ける手がかりになることもあります
記録簿の見方
記録簿の記号には以下のような意味があります。
- レ(チェックマーク):異常なし
- ×:部品交換が必要
- △:修理・調整済み
- A:調整
- C:清掃
- L:給油・潤滑
- T:締め付け
基本的には「レ点」が並んでいる状態が理想的です。「×」や「△」がある場合は、どの部品が交換・修理されたのか詳しく確認しましょう。
確認すべきポイント
- 認証番号の記載:「分解整備をした事業所名」「整備士の名前」「工場の認証番号」が記載されているか確認しましょう。認証番号がない場合は、認証工場以外で整備された可能性があります
- 記録の連続性:12ヶ月点検や車検ごとに記録が途切れなく残っているかを確認しましょう
- 走行距離の整合性:点検ごとの走行距離が自然に増加しているか確認しましょう。不自然な減少があればメーター改ざんの疑いがあります
記録簿がない場合のリスク
記録簿がない中古車には以下のリスクがあります。
- 過去の整備内容がわからない
- 消耗品の交換時期が不明
- 定期点検を受けていない可能性がある
- 違法改造や不正整備が行われていた可能性を否定できない
ただし、記録簿がないからといって必ずしも状態が悪いわけではありません。オーナーが紛失したケースや、プライバシー保護のため販売店が破棄したケースもあります。記録簿がない場合は、販売店に整備履歴を確認するか、車検を依頼していたディーラーや整備工場に問い合わせて過去の記録を取り寄せることも可能です。
中古車選びのポイント
理想的な中古車は「記録簿がある」かつ「記録が連続的に残っている」車です。記録簿があっても記載がほとんどない車は、法定点検を受けていなかった可能性があるため注意が必要です。
記録簿の有無は車両価格にも影響します。記録簿付きの中古車は、履歴が明確なため安心感があり、その分価格が高めに設定されることもありますが、将来的なトラブルを避けるためには賢明な選択といえるでしょう。