自賠責保険とは?中古車購入時の手続きと費用
自賠責保険って何?
自賠責保険は、すべての車に加入が義務付けられている保険です。
正式名称は「自動車損害賠償責任保険」。
「強制保険」とも呼ばれ、法律で加入が定められています。
新車でも中古車でも、公道を走る車は必ず自賠責保険に入っていなければなりません。
未加入で走行すると、法律違反になってしまいます。
自賠責保険の補償内容
自賠責保険は、対人賠償のみを補償する保険です。
つまり、事故で相手にケガをさせてしまったときの賠償金をカバーします。
自分のケガや、車の修理代は対象外です。
補償の限度額:
- 死亡事故:最高3,000万円
- 後遺障害:最高4,000万円
- 傷害(ケガ):最高120万円
この金額、正直言って十分とは言えません。
重大な事故を起こしてしまった場合、自賠責だけでは全然足りないのが現実です。
だからこそ、任意保険(自動車保険)への加入も強くおすすめします。
自賠責保険と車検の関係
自賠責保険は、車検とセットで更新するのが一般的です。
というより、自賠責保険が切れていると車検が受けられません。
車検を受けるときには「自動車損害賠償責任保険証明書」を提出する必要があるからです。
そのため、車検期間に合わせて:
- 新車購入時:36ヶ月または37ヶ月で加入
- 車検ごと:24ヶ月または25ヶ月で更新
というのが標準的なパターンになっています。
中古車購入時の自賠責保険
中古車を購入するとき、自賠責保険はどうなるのでしょうか?
【車検残りがある場合】
前オーナーが支払った自賠責保険が、そのまま引き継がれます。
この場合、購入時に「未経過相当額」という費用が発生します。
これは、残りの保険期間分の費用を、前オーナーに代わって負担するものです。
例えば、自賠責保険が1年分残っていれば、その1年分の保険料相当額を支払うことになります。
【車検切れの場合】
車検が切れている中古車は、自賠責保険も切れています。
この場合は、購入時に新たに自賠責保険に加入します。
車検と一緒に手続きされるので、「未経過相当額」は発生しません。
自賠責保険の名義変更
中古車を購入したら、自賠責保険の名義変更をしておきましょう。
実は、名義変更をしなくても補償は受けられます。
自賠責保険は「車」に対してかけられている保険だからです。
ただし、万が一の事故のときにスムーズに手続きを進めるためには、名義変更しておくのが安心です。
名義変更は、保険会社の窓口や代理店で手続きできます。
必要なものは:
- 自賠責保険証明書
- 印鑑
- 旧所有者の譲渡意思確認書類(または旧所有者の実印)
未加入の場合の罰則
自賠責保険に未加入で公道を走ると、かなり重い罰則があります。
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 免許停止処分(違反点数6点)
また、自賠責保険証明書を車に携帯していないだけでも、30万円以下の罰金です。
保険証は必ずダッシュボードなどに入れておきましょう。
まとめ
- 自賠責保険はすべての車に加入義務がある「強制保険」
- 対人賠償のみで、補償額には限度がある
- 車検とセットで更新するのが一般的
- 中古車購入時は「未経過相当額」または「新規加入」で対応
- 未加入で走行すると重い罰則あり
自賠責保険はあくまで最低限の補償。
安心してカーライフを送るためには、任意保険への加入も忘れずに検討してくださいね。