現状渡しとは 車用語集
現状渡し
中古車の販売方法の一つで、整備もせず、保証もつけずに、店頭に並べられている車をそのまま販売すること。
その分通常は車両価格が安くなりますが、車の状態を自分で判断できない方はこの現状渡しは少し危険だと思います。
最近ではこのような現状渡しの販売方法は少なくなりました。
現状渡しとは
現状渡し(現状販売)とは、仕入れた状態のまま、点検整備を行わず、購入後の保証もつけずに販売する方法です。販売店は「今の状態のまま売ります。購入後に何か問題があっても対応しません」という意思表明をしていることになります。
現状渡しが選ばれる理由
購入者側のメリット
- 整備費用や保証費用が含まれないため、車両価格が安い
- 自分で整備できる人にとっては、余計な費用を省ける
- 格安で車を手に入れたい場合の選択肢になる
販売店側の事情
- 整備コストをかけずに販売できる
- 低価格で仕入れた車をそのまま売れる
- 販売後の保証対応が不要
現状渡しのリスク
- 購入直後の故障:納車後すぐにエンジンや足回りのトラブルが発生しても、修理費用は全額自己負担になります
- 隠れた不具合:素人では気づきにくい不具合が潜んでいる可能性があります
- 車検切れの場合:車検が切れている車を購入すると、別途車検費用がかかります
- 修理費用の予測が難しい:購入後にいくらかかるかわからないリスクがあります
現状渡しでも保護される権利
「現状渡し」だからといって、販売店が一切責任を負わないわけではありません。民法で定められた「契約不適合責任」により、以下の場合は購入者が保護されます。
- 車として最低限の機能(走る、止まる、曲がる)を満たさない場合
- 購入時に説明されていなかった重大な不具合がある場合
- 車両状態評価書などで説明されていない欠陥がある場合
このような場合、現状渡しであっても、無償修理や代金減額、契約解除を求めることができます。
現状渡し車両の選び方
現状渡しで購入する場合は、以下のポイントを押さえましょう。
- 試乗して確認:エンジンの調子、異音、ブレーキの効き具合などを必ず確認しましょう
- 車検の残り期間:車検が残っている車を選べば、すぐに乗り始められます
- 走行距離が少ない車:故障リスクを下げられます
- 人気車種・軽自動車:もともと故障しにくい車を選ぶことでリスクを軽減できます
- 整備記録簿の確認:過去の整備履歴がわかれば安心度が上がります
現状渡しに向いている人・向かない人
向いている人
- 自分で車の状態を判断でき、整備もできる人
- とにかく安く車を手に入れたい人
- セカンドカーとして短期間だけ乗りたい人
- 知り合いの整備士にすぐ相談できる環境がある人
向かない人
- 車の知識がほとんどない初心者
- 購入後のトラブルに対応する余裕がない人
- 毎日の通勤などで安定して車を使いたい人
トラブルが起きた場合の相談先
現状渡しで購入した車に問題があった場合は、以下に相談しましょう。
- 消費生活センター(電話番号:188)
- 日本中古自動車販売協会連合会(JU)
- 自動車公正取引協議会