車ボディの名称|各部の名前と役割を解説
車のボディを構成する各部の名称
車のボディは多くのパーツで構成されています。それぞれのパーツには名称があり、修理や整備の際に必要となる知識です。
中古車を購入する際も、どの部分に傷やへこみがあるのかを正確に把握するために、基本的なボディの名称を知っておくと便利です。
フロント(前面)の名称

ボンネット
エンジンルームを覆うカバー部分です。ほとんどの車では前方にヒンジがあり、後ろ側から開く構造になっています。
エンジンオイルや冷却水の点検、バッテリー交換などの際に開けます。
事故で損傷すると交換が必要になることが多く、修復歴の判定ポイントにもなります。
ヘッドライト
夜間走行時に前方を照らすライトです。ハロゲン、HID(キセノン)、LEDなどの種類があります。
近年はデイタイムランニングライト(DRL)と一体化したデザインも増えています。
レンズが黄ばんでいると車検に通らないこともあるため、中古車選びの際はチェックポイントです。
フロントフェンダー
前輪を覆うボディパネルです。タイヤが跳ね上げる泥や水から車体を守る役割があります。
側面からの軽い接触で損傷しやすい部分で、板金修理や交換が行われることがあります。
フェンダーを交換すると修復歴として扱われる場合があるため、中古車購入時は要確認です。
フロントバンパー
車の最前部に取り付けられた衝撃吸収部品です。軽い衝突から車体を守る役割があります。
現在の車は樹脂製が主流で、ボディと同色に塗装されています。
軽い擦り傷程度なら修復歴には含まれません。
ウィンカー(フロントターンシグナル)
方向指示器のことで、進行方向を周囲に知らせるためのライトです。
ヘッドライトに内蔵されているタイプと、独立して配置されているタイプがあります。
オレンジ色に点滅するのが法律で定められています。
リア(後面)の名称

トランク(トランクリッド)
荷室の蓋となる部分です。セダンタイプの車では独立したトランクルームがあり、その開閉部をトランクリッドと呼びます。
ハッチバックやSUVでは「バックドア」「テールゲート」と呼ばれることが多いです。
トランクを交換すると修復歴として扱われるため、中古車選びでは交換の有無を確認しましょう。
リアクオーターパネル
後輪の上部から後方に広がるボディパネルです。「クォーターパネル」とも表記されます。
この部分はフレーム(骨格)と一体化しているため、損傷すると修復が困難で、修復歴の重要な判定箇所となります。
リアクオーターパネルの板金修理や交換は「修復歴あり」となることが多いです。
テールランプ(テールライト)
後部に設置されたライト類の総称です。以下の機能が含まれます。
- 尾灯:夜間に後方車両に自車の存在を知らせる赤いライト
- ブレーキランプ:ブレーキを踏むと点灯し、減速を知らせる
- ウィンカー:方向指示を知らせるオレンジ色のライト
- バックランプ:後退時に点灯する白いライト
リアバンパー
車の最後部に取り付けられた衝撃吸収部品です。追突などから車体を守ります。
フロントバンパー同様、樹脂製でボディ同色に塗装されているものが主流です。
駐車時にぶつけやすい部分なので、中古車では傷がないかチェックしましょう。
その他の主要なボディ部分
ピラー(柱)
ルーフ(屋根)を支える柱のことで、前からA・B・Cピラーと呼びます。
- Aピラー:フロントガラスの両側にある柱
- Bピラー:前席ドアと後席ドアの間にある柱
- Cピラー:後席ドアの後ろにある柱
ピラーは車体の強度を保つ重要な構造部材です。損傷すると修復歴となります。
サイドシル(ロッカーパネル)
ドアの下にある部分で、車体の強度を支える重要なフレーム部分です。
乗り降りの際に足をぶつけやすく、錆びやすい部分でもあります。
ルーフ(屋根)
車の天井部分です。損傷すると修復が難しく、交換は修復歴となります。
雹(ひょう)による損傷なども発生することがあります。
中古車購入時のチェックポイント
- フェンダーやドアに板金修理や再塗装の跡がないか
- ボンネットやトランクの隙間が左右均等か
- 各パネルの色味に差がないか(再塗装の可能性)
- ヘッドライト・テールランプのレンズに曇りやひび割れがないか
- バンパーに大きな傷やへこみがないか
- リアクオーターパネルに波打ちや修復跡がないか
ボディの各部名称を知っておくと、販売店との会話がスムーズになり、車両状態の説明も正確に理解できます。
まとめ
- ボンネット、フェンダー、バンパーなどフロント部分は軽微な損傷が多い
- リアクオーターパネルやピラーの損傷は修復歴となる重要部分
- トランク・ルーフの交換も修復歴の対象
- 各部の名称を知ることで中古車選びがスムーズになる
- 購入時は各パネルの隙間や色味の違いをチェック